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日系企業・社会

2022年3月15日

ロームが工場新棟の起工式、半導体の生産能力増強

 ロームは3月12日、クランタン州コタバルの半導体工場で新棟の起工式を行った。マレーシア投資開発庁(MIDA)によると、投資額は9億1,000万リンギ(約255億円)。製造装置の更新も行い、生産能力を1.5倍に増強する。電気自動車(EV)向けなどで需要が拡大しているアナログLSI(大規模集積回路)とトランジスターの生産を強化する狙い。
 
 新棟は地上3階建てで延べ床面積2万9,580平方メートル。来年8月にも完成させる。省エネ技術の導入で環境負荷を軽減するほか、各種災害対策を施すことで事業継続体制を強化する。340人の新規雇用が見込まれている。
 
 工場を運営する現地子会社のローム・ワコー・エレクトロニクス・マレーシアは1989年設立。17年にも工場新棟を稼働させて、ダイオードなどディスクリート(単機能半導体)製品の生産能力を増強してきた

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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