2022年2月17日
第4四半期の労働需要0.9%増、7四半期ぶりプラス
マレーシア統計局が発表した2021年第4四半期の雇用統計によると、民間企業の労働需要は前年同期比0.9%増の853万700人だった。前年同期を上回るのは7四半期ぶり。前四半期比では2四半期連続の増加だった。
調査はフォーマルセクターの民間企業を対象に実施。従業員数に無報酬の家族などは含まれない。新型コロナウイルス対策の影響があったものの、雇用創出は前年同期比25.0%増の2万890人に伸びた。未充足求人は4.4%増の18万3,600人だった。
産業分野別の労働需要は、サービス業が全体の51.7%を占め最大。これに◆製造業=27.2%◆建設業=14.7%◆農業=5.5%◆鉱業・採掘業=0.9%――と続いた。
雇用創出はサービス製造業が全体の41.9%を占めて最大。前年同期比では36.7%増の8760人に拡大した。2番目に大きい製造業は18.2%増の8000人だった。未充足求人は製造業が全体の56.4%を占め、これに続く農業は16.2%だった。
(提供:亜州ビジネスASEAN)