2022年2月6日
職場や学校へ、Covid-19からの診断書(MC)などの提出は必要ない
Covid-19から回復した社員や学生は、職場や学校に復帰する前に回復を証明する手紙やメモを必要としない。一般医(GP)は、そのようなメモを得るために、症状がないか軽い患者が診療所を訪れることが急増していると報告している。
2月5日(土)、シンガポール文部科学省 (MOE)、シンガポール保健省(MOH)、幼児教育振興局は、共同声明で、証明書などの提出は必要性はなく、病院への訪問が他の人を危険にさらす可能性があると述べた。
回復した患者は、職場や学校(幼稚園や高等教育機関を含む)に戻るために、Covid-19から回復したことを証明する医師からの証明書などは必要としない。
現在の健康プロトコルでは、抗原迅速検査(ART)でCovid-19が陽性となった人は、少なくとも72時間隔離され、体調が良く、自己投与したARTで陰性となった場合は、隔離を解除して通常の活動を再開できることになっている。
Covid-19の検査で陽性となった従業員は、ウイルスの拡散を防ぐため、すぐに雇用主に報告し、職場に戻ってはならない。しかし、元気な人は、自宅で仕事ができるのであれば、それを許可されるべきである。もし在宅勤務ができないのであれば、雇用主は診断書(MC)を必要とせず、休業期間を有給休暇として扱うべきである。
公式のガイドラインではMCの必要性がないとされているにもかかわらず、GPはCovid-19患者が欠勤をカバーするためにMCを要求するケースが急増しているとのことである。
感染症専門医のLeong Hoe Nam氏は、このような訪問は診療所を「MC発行センター」にしており、不必要な混乱と資源の浪費である。雇用者のための書類としては、ARTが陽性であれば十分であると述べた。
2月4日(金)には、国内感染者が3倍の13,000人以上となった。この急増は驚くべきことだが、専門家によると、旧正月で診療所が閉鎖され、人々が医療診断を受けるのに不都合な時期に、患者が殺到したためだということで、これ以上の規制は必要ないとし、冷静な対応を呼びかけている。