2022年2月2日
21年の外国人来訪者数、88%減の33万人
シンガポール政府観光局によると、2021年の外国人来訪者数は前年比88%減の33万人だった。新型コロナウイルス流行の影響で低迷。比較対象となる前年は年初に新型コロナの影響が小さかったため、大幅な減少となった。過去最高だった19年の1,910万人を大きく下回る。
国別の来訪者数は中国が8万8,000人で最も多く、インドが5万4,000人、インドネシアが3万3,000人で続いた。全体の観光収入は6割減の19億Sドル(約1,620億円)。同局のキース・タン長官は、新型コロナ前の水準まで回復するには時間を要するとの見方を示した。
一方、国内ホテルの平均稼働率は56.2%で、前年から1.1ポイント低下。ただ、1室・1日当たりの平均宿泊料は2.7%上昇し、158Sドルとなった。
(提供:亜州ビジネスASEAN)