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政治

2021年11月30日

航空旅客に対する検査の厳格化、12月3日からのシンガポールの国境措置について

 シンガポールでは、12月2日(木)午後11時59分以降に入国した旅行者を対象に、新たな変異株「オミクロン株」の検出と封じ込めを強化する。
 
 これらの措置は4週間継続され、必要に応じて見直し、延長される予定という。詳細については、下記の通りである。
 

1. すべての航空機利用者に対する出発前検査


-シンガポールに入国または通過するすべての航空旅客は、シンガポールへの出発前2日以内に出発前検査を受け、陰性の結果を得る必要がある。
 
– この検査には、香港、中国本土、台湾を含むカテゴリーIの国・地域からの渡航者も含まれる。
 
– カテゴリーI~IIIの国・地域では、逆転写酵素ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)検査または専門家による抗原迅速検査(ART)の結果のいずれかが、有効な出国前検査として認められる。
 
– カテゴリーIVの国・地域では、RT-PCR検査結果のみが認められる。
 

2. 旅行者の到着時のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査


– カテゴリーII(ワクチンを接種していない渡航レーン)、III、IVの国からシンガポールに入国する旅行者は、到着時にCovid-19 PCR検査を受ける必要がある。
 

3. 航空予防接種を受けた旅行者のための抗原迅速検査(ART)の追加


– 12月2日(木)午後11時59分以降に到着した人は、到着後3日目と7日目にクイックテストセンターで、監督付きの自力でのARTを追加で受ける必要がある。
 

4. 旅行に関する注意事項


– シンガポール在住者は、ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、南アフリカ、ジンバブエなど、リスクの高い国・地域への渡航は、知らせがあるまで延期する。
 
– 新たな変異株「オミクロン株」の症例が報告されている国や地域を訪問したことがある人や、これらのリスクの高い国や地域への交通量が多い国を訪問したことがある人も、十分な注意が必要である。
 
– これには、マスクの着用、個人の衛生管理や安全管理の徹底などが含まれる。
 

5. 一部の旅行者に対する1回限りのサーベイランス検査


– 11月12日から11月27日の間にシンガポールに到着した旅行者で、シンガポール到着前の14日間にオミクロンの影響を受けた国または地域に旅行した人は、1回限りの監視用PCRテストを受けなければならない。
 
– 対象者には検査の時間と場所が通知される。
 

6. 第一線で働く人々の保護


– 影響を受ける国からのフライトに乗務する航空機乗務員は、到着時にPCR検査を受け、各フライト乗務後の3日目と7日目に到着後のPCR検査を受ける。
 
– また、新たな変異株「オミクロン株」の影響を受けた国や地域からの旅行者と接触する可能性のある空港やその他の国境警備隊員に対するPCR/ RRT検査は、12月2日(木)以降、週1回の実施に戻される。
 
– その他の空港や国境の最前線で働く人たちは、ARTに基づく登録制の定期検査(RRT)を継続しする。
 
– 陽性の場合は、PCRによる確認検査を受ける必要がある。

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