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政治

2021年11月1日

ワクチン接種者、11月21日から検疫なしで、オーストラリアへの往復が可能

 ワクチンを接種したシンガポール人は、11月21日(日)以降、オーストラリアの一部地域に渡航し、両国で検疫を受けることなく帰国できるようになる。
 
 オーストラリアのメディアが10月31日(日)に報じたところによると、観光客、労働者、学生は、ホテルの検疫で14日間過ごすことなく、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州を訪れることができるようになる。
 
 この協定は、ローマで開催された20ヵ国・地域(G20)首脳会議の傍らで、スコット・モリソン豪州首相とリー・シェンロン・シンガポール首相の間で最終的に合意された。シンガポールは、オーストラリアがニュージーランドに次いで2番目に開放した国となる。
 
 シンガポールは今月初め、ワクチンを接種したオーストラリア人旅行者が、11月8日(月)から自宅待機通知を出さずにシンガポールに入国できるようにするワクチン付き旅行レーン(VTL)の開始を発表した。
 
 オーストラリアも11月21日から開放されるため、ワクチンを接種したシンガポール人は、ニューサウスウェールズ州に向けて出発し、どちらの国でも検疫を受けることなく帰国できるようになる。
 
 首相官邸の発表によると、リー首相はオーストラリアの発表を歓迎し、モリソン豪首相に感謝の意を表した。リー首相は声明の中で、オーストラリアの動きは、シンガポールとオーストラリアの緊密な接続性の回復に向けた重要な一歩であると述べた。
 
 一方、S.イスワラン運輸大臣は、家族や恋人が再会、学生が勉強を再開、そしてビジネスマンや観光客が再び旅行できるようになったとFacebook述べた。
 
 シンガポールが発表したVTLでは、ワクチンを接種した旅行者は、自宅待機の通知を出さずにシンガポールに入国することができるが、出発前とシンガポール到着後にCovid-19の綿棒検査を受けることになる。
 
 シンガポールはこれまでに13件のVTLを発表している。そして米英を含む10件のVTLがすでに開始されているという。

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