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経済

2021年11月1日

9月の失業率2.6%、就業者0.3万人減

 シンガポール人材開発省(MOM)の10月30日発表によると、2021年9月の失業率(速報値、季節調節済み)は2.6%だった。新型コロナウイルス流行後でピークとなった20年9月(3.5%)から低下傾向にあり、前月からは0.1ポイント改善。ただ、新型コロナの感染拡大が続く中、外国人メイドを除く就業者の数は第3四半期中に3,400人減った。
 
 9月時点の就業者数は334万8,300人(外国人メイドを含むと358万7,800人)だった。就業者数は建設業で6,300人減、製造業で1,000人減と落ちこんだ。製造業の減少は7四半期連続となる。一方、サービス業は4,000人増と、2四半期ぶりにプラス転換した。
 
 失業率はシンガポール人と永住権(PR)保持者に限ると3.5%、シンガポール人限定では3.7%。ともに前月を0.1ポイント下回った。
 
 全体の失業率は新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5%、6月に2.8%と上昇し、9月の3.5%は04年6月以来の高水準となった。ただ、その後は低下傾向にある。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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