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経済

2021年10月28日

第2四半期のオンライン求人数、4四半期連続増加=統計局

 統計局の発表によると、今年第2四半期のオンライン求人情報数は4四半期連続で増加の9万502件となり、第1四半期の9万218件からは0.3%(284件)増加した。
 
 国内で最も求人数が多いのは広告・マーケティング分野で、現在7,000件以上の求人がある。その他の職種では、▽事務系専門職(5,653件)▽取締役・最高経営責任者(4,112件)▽会計士・監査役(3,675件)▽ソフトウェア開発者(3,296件)ーーなどの求人が多くなっている。専門職の求人が50.8%で、次いで技術者および準専門職(19.2%)、管理職(18.4%)。求人の多い業種は、▽科学技術▽製造業▽卸売・小売業▽自動車・オートバイ修理業▽金融・保険▽宿泊・飲食サービス業ーーなど。州・地域で見ると、クアラルンプールがトップで4万2,163件、これに▽セランゴール州(1万7,696件)▽ジョホール州(6,403件)▽ペナン州(5,598件)▽ペラ州(1,237件)ーーが続いた。
 
 求人の63%が技術職業教育訓練(TVET)関連の職種で、次いで科学技術・工学・数学(STEM)関連が27%。STEMカテゴリーでは、ソフトウェアエンジニアの求人が850件でトップとなり、▽プロジェクトマネージャー(754件)▽グラフィックデザイナー(725件)▽技術者(723件)▽エンジニア(490件)ーーと続いた。
 
 今年8月の失業率は、7月に比べて0.2ポイント減少の4.6%。失業者数も前月比で3.8%減少し、6月と7月に増加した後初めての減少となった。統計局は、国内経済が回復するにつれ、労働市場も回復傾向にあると指摘。感染状況の見通しの不透明さが今後数ヶ月間の労働市場にも影響を与える可能性があるが、国家復興計画(NRP)により経済を安全に再開したことで経済も徐々に回復していくと予想した。
 

(提供:ASIA INFONET.COM

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