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社会

2021年10月28日

Covid-19感染者数が初めて5,000人を突破、「異常な急増」を監視

 10月27日(水)、シンガポール保健省(MOH)は、新たに5,324件のCovid-19感染者を報告し、1日の感染者数が初めて5,000件を突破した。内訳は、地域社会での新規感染者が4,651人、移民労働者の寮での感染者が661人、輸入された感染者が12人となる。
 
 MOHによると、今回の感染者数が異例に多いのは、水曜日の午後、数時間のうちに多くのCovid-19感染者が検査機関で検出されたためであるという。
 
 現在、「比較的短い期間に症例が異常に急増した」ことを調べており、今後数日間はその動向を注意深く観察する。
 
 さらに54歳から96歳までの10人が、Covid-19に関連した合併症で死亡した。MOHによると、ワクチンを接種していない1人を除き、全員が様々な基礎疾患を抱えていたという。これにより、シンガポールでの死者数は349人となった。
 
 昨日までに、シンガポールでCovid-19による死亡が報告されたのは38日連続で、週間の感染拡大率は1.15となる。コミュニティの症例には、60歳以上の高齢者728人が含まれている。シンガポールでの総感染者数は現在、184,419人となっている。
 
 MOHは、現在、一般病院の病棟で酸素補給が必要な患者が308人、集中治療室(ICU)で不安定で注意深く観察されている患者が76人、ICUで挿管されている重症の患者が66人いると付け加えた。
 
 ICUの全体的な稼働率は79.8%で、10月26日(火)の79.2%からわずかに上昇している。ICUのベッド数357床のうち、142床がCovid-19の患者で占められている。また、143床はCovid-19以外の疾患の患者が使用しており、72床は空床である。
 
 MOHは、モニタリングしている大規模クラスターに関する最新情報として、精神衛生研究所のクラスターで新たに9人の患者が検出されたことを発表した。現在、このクラスターには153人が関連している。このうち、10人はスタッフで、残りは患者という。
 
 その他のクラスターとしては、Maple Bear Loyang、BuangkokのBanyan Home @ Pelangi Village、Bukit Batok Home for the Aged、MarsilingのMWS Christalite Methodist Home、Senja RoadのPCF Sparkletots @ Zhenghuaが監視下に置かれ、これらのクラスターでは、それぞれ1~2件の新しい症例が追加された。
 
 水曜日の時点で、20,895人が自宅でCovid-19の治療を受けており、4,589人がコミュニティケア施設にいる。また、849人がCovid-19治療施設に、1,777人が主に観察のために病院に入院しているという。

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