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政治

2021年10月20日

Covid-19措置は、11月21日まで延長、2週間後に見直しへ

 シンガポールは、Covid-19の規制を11月21日(日)まで延長する。国内の1,650床の隔離ベッドのうち90%近くが埋まっており、集中治療室のベッドの3分の2は、Covid-19症例とCovid-19以外の患者で占められている。
 
 オン ・イェクン(Ong Ye Kung)保健省大臣は、10月20日(水)の記者会見で、医療従事者や病院の負担が非常に大きい。同省ではマンパワーの増強を含め、病院の支援と強化に取り組んでいるが、これには時間がかかるという。
 
 この延長措置は、懇親会や食事の際のグループの人数を2名に制限するなどのものだが、2週間後(11月3日)に見直しを行い、その時の状況に応じて調整をする。
 
 オン氏とともにCovid-19を扱う複数省庁のタスクフォースの共同議長を務めるローレンス・ウォン(Lawrence Wong)財務大臣は、今月いっぱい、すべての対策が凍結されたまま、あるいは固定されたままでなければならないということではない。政府は特定の環境下での対策を見直し、まずその分野での変更を検討する。また、規制強化の延長によって影響を受ける企業を支援するため、6億4,000万Sドル(約544億円)の支援策を展開する。この中には、飲食業や小売業などのセクターに対する25%の賃金支援や、半月分の家賃免除も含まれている。この状況がいつまでも続くものではないので、皆がこの措置の必要性を理解し、支援してほしい。ある時点で、波はピークを迎える。より多くの人がウイルスにさらされることで、ウイルスに対する免疫力が向上し、今後数週間でブースターを受ける人が増えるだろう述べた。

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