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政治

2021年10月7日

小学生の自宅学習は今週で終了、来週から段階的に学校に復帰

 シンガポール教育省(MOE)は、小学生を対象とした自宅学習(HBL)が今週で終了し、来週月曜日(10月11日)から対面授業の学校に段階的に復帰すると発表した。段階的な学校復帰は、安全管理措置を効果的に実施するためであるという。
 
 Primary3からPrimary6の生徒は、10月11日(月)から、Primary1とPrimary2の生徒は10月13日(水)から学校に戻る。特別教育(SPED)学校には、生徒の段階的な復帰についての詳細が与えられるという。
 
 Primary 1からPrimary 5の生徒の保護者は、学校に戻る前の10月8日(金)または10月9日(土)に自宅で子供の抗原迅速検査(ART)スワブを行い、送られてくるリンクから結果を報告する必要がある。
 
 Primary 6の生徒は、9月30日から10月6日にかけて行われた全国統一テスト (PSLE, Primary School Leaving Examination) を受けるために、すでに学校に戻っている。
 
 政府は、COVID-19感染者の増加を受けて、9月27日から10月6日までの間、すべての初等教育および特殊教育学校で家庭学習を行うことを決定した。この措置は、「さらなる予防措置」として10月7日まで延長された。
 
 なお、中等教育学校、短期大学、ミレニア・インスティテュートを含むすべてのレベルにおいて、共同課外活動(CCA)およびその他の放課後活動は引き続き停止される。
 
 MOEは、学生を対面式の授業に戻すことについて、学生の社会的・情緒的な幸福のために、可能な限り長期にわたる自宅学習(HBL)を最小限に抑えるという我々の方針に沿ったものであるという。
 
 チャン・チュンシン教育相は、我々は、ウイルスと共存することを学ばなければならないし、日常生活への影響を最小限に抑える必要がある。自宅学習(HBL)の期間中に仕事と子供の世話を両立させなければならない家族や教育者のストレスや負担を理解する。それは簡単なことではない。自宅学習(HBL)の長期化は、多くの生徒の学業成績や社会的・情緒的な幸福に悪影響を及ぼすので、自宅学習(HBL)は、あくまでも最後の手段であり、ターゲットを絞って使用しなければなならないとFacebookへの投稿で述べた。

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