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経済

2021年9月15日

上期の投資認可額7割増、コロナ前も上回る

 

 
 マレーシア投資開発庁(MIDA)は9月13日、2021年上半期の投資認可額が前年同期比69.8%増の1,076億リンギ(約2兆8,600億円)だったと発表した。製造業への外国直接投資(FDI)がけん引し、新型コロナウイルス流行前の19年上半期を2割近く上回る水準に回復。認可件数は2,110件に上り、4万4,994人の雇用創出が見込まれている。
 
 外国直接投資(FDI)は3.1倍の625億リンギに拡大し、全体の58.1%を占めた。国・地域別ではシンガポールが435億リンギで大半を占め、これに◆韓国=63億リンギ◆オランダ=51億リンギ◆英領バージン諸島=30億リンギ◆日本=6億リンギ――が続いた。国内直接投資(DDI)は3.6%増の451億リンギだった。
 
 産業別では、最大の製造業が83.9%増の669億リンギ(認可件数は367件)となり、うちFDIは3.2倍に拡大。サービス業は28.9%増の341億リンギ(1717件)、農鉱業は13.8倍の65億リンギだった(26件)。
 
 大型事業では、◆韓国の銅箔メーカー、SKネクシリスによる、電気自動車(EV)電池向けの銅箔工場建設=投資額30億リンギ◆中国の太陽電池製品大手、東方日昇新能源(ライセンエネルギー)による、太陽電池セルとモジュールの工場建設=22億4,240万人民元(約383億円)――などがあった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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