シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP水際対策措置変更まとめ(出国前PCR検査要件、国/地域分類の見直...

政治

2021年9月6日

水際対策措置変更まとめ(出国前PCR検査要件、国/地域分類の見直し)

 9月5日、シンガポール保健省(MOH)は、シンガポールへの入国規制(水際対策措置)の変更について以下のとおり公表した。
 
 関係省庁タスクフォース(MTF)は、世界のCOVID-19感染状況を注意深く監視しており、シンガポールへの渡航者や渡航者からの国内感染状況を管理するためにシンガポールの水際対策措置を定期的に見直している。今回、カテゴリーII、III(日本を含む)、およびIVの国/地域からのすべての渡航者に対する出国前PCR検査の要件を強化・変更を決定。また、多くの国/地域からの渡航者の水際対策措置も変更される。これらの変更された水際対策措置は、2021年9月9日23時59分以降に到着する特定の国/地域からのすべての渡航者に適用される。
 

渡航者の出国前PCR検査要件の変更

 感染者入国のリスクを減らすために、カテゴリーIII(日本を含む)およびIVの国/地域からのすべての渡航者(シンガポール市民および永住者を含む)は、シンガポールに入国またはトランジットのためにシンガポールへの出国前72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書を必要としていたが、9月9日23時59分以降、カテゴリーII、III、およびIVの国/地域からシンガポールに入国またはトランジットするすべての渡航者はシンガポールへの出国前48時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書が必要となる。また、シンガポールに入国する渡航者は、引き続き以下の措置を受ける。
 
 ・入国時のPCR検査受検
 ・入国後の隔離(SHN)と検査(抗原迅速検査キットによる自己検査(政府指定施設でSHNを受ける場合))への対応
 ・隔離(SHN)終了時のPCR検査受検
 

国/地域分類の見直し

韓国(カテゴリーII)からの入国

 韓国のCOVID-19の感染状況から、水際対策措置が調整される。9月9日23時59分以降、シンガポールへの出発前21日間の間で韓国に滞在しており、シンガポールに入国またはトランジットする渡航者は、シンガポールへの出国48時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書を提示する必要がある。また、シンガポールに入国する者は、入国時のPCR検査受検、居住地での7日間の隔離(SHN)、隔離(SHN)終了時のPCR検査受検が必要です。
 

カテゴリーIIIの国/地域

 クロアチア、エジプト、フィンランド、マルタ、オランダ、ポーランド、サウジアラビア、スウェーデンに関する水際対策措置が調整される。9月9日23時59分以降、クロアチア、エジプト、フィンランド、マルタ、オランダ、ポーランド、サウジアラビア、スウェーデンからの渡航者で、完全にワクチン接種を終えている*渡航者は、Annex Aの基準を満たしている場合、SHN専用施設ではなく、自分が選択した適切な場所(住居、ホテル、サービス・アパートメントなど)で14日間のSHNを受けることを申請することができる。ワクチン未接種の渡航者は、SHN専用施設で14日間のSHNを受ける必要がある。
 

 ※ファイザー・ビオンテック/コミナティ、モデルナ、WHO EUL(緊急使用リスト)のいずれかのワクチンを接種してから2週間が経っていること。

 
 世界の感染状況の進展に伴い、COVIDに強靱な国になるためのロードマップに基づき、シンガポール政府は今後も水際対策措置を調整していく予定。水際対策措置の変更は、SafeTravel Webサイトで更新される。渡航者は、シンガポール入国前にウェブサイトにアクセスして、関連する国または地域の最新の水際対策措置を確認することが推奨される。
 

提供:在シンガポール日本国大使館

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP水際対策措置変更まとめ(出国前PCR検査要件、国/地域分類の見直...