2021年8月6日
6月の小売売上高、前月比で0.4%増
シンガポール統計局が5日発表した2021年6月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は83.6となり、前年同月比で25.8%上昇した。指数の上昇は5ヵ月連続。前年同月は新型コロナウイルス流行の影響で大幅に下落していたため、反動で高い伸びとなった。季節調整済みの前月比では0.4%上昇した。
14業種のうち11業種が前年同月比でプラスだった。プラスの業種はいずれも2桁上昇で、特に自動車(80.6%上昇)や時計・宝石(78.4%上昇)などの伸びが大きかった。一方、スーパーマーケット・ハイパーマーケット(4.5%下落)など3業種がマイナスだった。
前月比では、需要拡大を受けて自動車や家具・住宅設備の上昇率が高かった。一方、コンピューター・通信機器は下落した。
6月の小売売上高(推計)は前年同月比25.8%増の32億5,500万Sドル(約2,640億円)。うちネット通販が占める割合は15.4%と、前月から上昇した。食品飲料サービス売上高(推計)は7.3%増の5億2,900万Sドルだった。
(提供:亜州ビジネスASEAN)