2021年8月3日
JFEエンジが産廃処理参入、ベルジャヤ系に出資
JFEエンジニアリングは7月30日、マレーシアで産業廃棄物処理事業に参入すると発表した。コングロマリット(複合企業)大手ベルジャヤ・グループ傘下の産廃処理会社に出資する。処理施設は来年7月から順次稼働を開始する予定。JFEエンジニアリングが海外の産廃処理事業に参入するのは初めてとなる。
首都圏セランゴール州で「指定産業廃棄物処理センター(SSWTC)」を開発・運営するベルジャヤ・アラム・ムルニに資本参加する。同施設は来年7月の操業開始を予定。マレー半島部全域で回収された廃液や廃油、医療系廃棄物などの焼却、セメント固化、埋め立てを行う。
ベルジャヤ・アラム・ムルニの出資比率は、ベルジャヤ側が70%、JFEエンジニアリング傘下のJ&T環境が25%、JFEエンジニアリングマレーシアが5%となる。出資に合わせて社名をJ&Tベルジャヤ・アラム・ムルニに変更する予定。焼却プラントの建設は、JFEエンジニアリングマレーシアと、月島エンジニアリングマレーシアの共同企業体が手掛ける。
(提供:亜州ビジネスASEAN)