2021年7月19日
電気工事のKAB、フィリピンで通信塔事業に参加
電気・機械関連のエンジニアリングを手がけるケジュルテラン・アサステラ(KAB)は7月14日、フィリピンで通信塔の建設を進めるため、同国のコングロマリット(複合企業)LCSホールディングスとマレーシア企業のATNベンチャーズ・グループとの3社で覚書を締結したと発表した。
高さ45mの通信塔を300基建設する。LCSが認可取得や通信会社との折衝、土地収用などを進める。KABは主に資金調達を担当。ATNベンチャーズが技術面でサポートする。
基地局は完成後、地場企業と中国電信(チャイナテレコム)が出資する携帯電話サービス会社ディト・テレコミュニティーに15年契約で貸し出す。10年の延長オプション付きで、KABは年間1,500万リンギ(約4億円)の売上高と300万リンギの利益を長期的に確保できるとしている。
KABは1997年設立。電気や機械、建物関連のエンジニアリング業務を手がけている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)