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経済

2021年6月30日

州別の経済成長率、20年はサバが最大の落ち込み

 マレーシア統計局の6月29日発表によると、2020年の地域別の実質国内総生産(GDP)成長率は、15州・連邦直轄領のうちサバ州で前年比マイナス9.5%と落ち込みが最も大きかった。同州は農業と鉱業が盛んで、鉱業がマイナス13.5%と低迷している。国内全体の成長率はマイナス5.6%。15州・直轄領のいずれもマイナス成長だった。
 
 クアラルンプール(行政首都のプトラジャヤを含む)はマイナス7.5%となり、マイナス幅が2番目に大きかった。3番目はサバ州に隣接するサラワク州だった。マイナス幅が最も小さかったのは、サバ州沖にある租税回避地のラブアンのマイナス0.5%。これにケランタン州がマイナス1.1%で続いた。
 
 一方、1人当たり名目GDPは国全体で6.8%減の4万3,378リンギ(約115万円)となり、15州・直轄領の全てで減少。最高額はクアラルンプールの12万600リンギ、最少はケランタン州の1万4,083リンギだった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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