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社会

2021年5月3日

住宅建設のSC、10年で太陽光3千MW開発へ

 住宅建設を手がけるSCエステート・ビルダーは、向こう10年で総出力2,000〜3,000メガワット(MW)の太陽発電所建設を進める。アレックス・ロー会長兼社長が明らかにしたもので、実現に必要な90億〜135億リンギ(約2,380億〜3,580億円)は株式・債券の発行で賄う。ニュー・ストレーツ・タイムズが4月28日付で伝えた。
 
 同社は今年、持続可能エネルギー開発庁(SEDA)から認可を受け、太陽光発電事業に本格参入。向こう10年で3,600万㎡の土地に太陽光発電所を建設するほか、住宅の屋根上に太陽光パネルを設置する。また太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)受注も目指す。
 
 まずは北部のケダ州やプルリス州で優先的に事業を進める。低価格住宅3,000戸の屋根上に太陽光パネルを設置する業務を請け負うほか、1億5,000万リンギを投じて自社開発するケダ州の住宅500戸にも太陽光パネルを据え付ける。
 
 ロー氏は、環境・社会・ガバナンス(ESG)関連案件には投資家の関心が集まっているとし、事業を進めるための資金調達に自信を見せた。向こう5年で売上高に占める太陽光発電事業の割合を30〜40%に引き上げることを目指すとしている。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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