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経済

2021年4月9日

ネスレがセ州に新工場、100%植物由来の商品製造

 食品・飲料メーカー大手のスイス系ネスレ・マレーシアは、原料に乳製品を使わない100%植物由来の商品を製造する工場を首都圏セランゴール州に開所した。アジアでこうした工場を設けるのは同社として2カ所目。1億5,000万米ドル(約165億円)を投じて建設したもので、国内外に商品を出荷する。
 
 同州シャーアラムに建床面積6,000平方メートルの工場を設けた。年産能力は8,000トン。大豆や小麦、にんじん、ザクロ、カシスなど高たんぱくの植物を使った加工食品を製造する。
 
 ネスレは近年、植物性の原料を使ったさまざまな商品を販売。今年2月には主力のチョコレート菓子「キットカット」で植物由来100%の新バージョン「キットカットV」を発表している。

 ネスレのアジア・オセアニア・サブサハラアフリカ事業を統括するクリス・ジョンソン副社長は、新工場の建設地にセランゴール州を選んだ理由として、インフラが充実し通商を円滑に行える上、優秀な人材が集まりやすいことを挙げた。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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