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社会

2021年3月31日

技術デザイン大学の新卒者、常勤就職率は81%で賃金は最高

 シンガポール技術デザイン大学(SUTD)は3月30日、20年度の学部卒業生のうち常勤(正社員)の職を得た者の割合は81%だったと発表した。先に就職動向を発表したシンガポール国立大学(NSU)など4大学の平均値(約70%)を上回った。
 
 常勤職以外に、パートタイムの職、一時雇用、フリーランスなど、卒業試験から6カ月以内に何らかの形で職を得た者の割合は95.9%。
 
 常勤として雇用された者の初任給(中央値)は月4,100Sドル(33万5,000円)で、ほかの4大学の初任給(3,700Sドル)を上回った。
 
 調査には372人の新卒者のうち302人が回答した。学位課程は工学、イノベーション、デザイン。ほかの4大学では芸術、社会科学など人文課程の卒業生が含まれる。
 
 創設は2009年で、17年に創設のシンガポール社会科学大学に次ぎ歴史が浅い。情報・通信、金融・保険、科学分野の研究開発(R&D)で採用された新卒者が多かった。
 
 情報システム、デザイン課程の卒業生の正社員としての就職率は85.4%で、初任給の中央値は4,500Sドルだった。
 
 SUTDでは就業体験が必須で、体験した会社から職の提示を受けた者は常勤採用された者の25%を占めた。

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