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経済

2021年3月2日

投資用住宅買うならシンガポール、アジアの超富裕層

 不動産サービスの英系ナイト・フランクの調査によると、アジアの超富裕層は域内で投資用住宅を購入するならシンガポールを第一に考えているという。
 
 シンガポールの一等地の住宅価格は昨年、旅行規制で外国人がほとんど入国できなかったことなどで0.2%下落した。価格が手頃なことから今年は需要の増加が期待できるという。
 
 ナイト・フランクはプライベートバンク行員、資産運用アドバイザー、ファミリーオフィス(裕福な家族の投資管理と資産管理を扱う非公開会社)の関係者ら600人から、資産が3,000万米ドル以上の超富裕層の投資戦略について聞いた。
 
 パンデミックによる不透明感のため富裕層の投資戦略に変化が見られ、自国内の住宅を追加購入し、次いで新たな生活様式におけるニーズにマッチした国、都市の住宅を購入する傾向が見られるという。
 
 アジアの富裕層は英国、米国、オーストラリアの住宅を購入したいと思っており、アジアではシンガポールの住宅を買いたいと考えている。日本、インド、マレーシア、韓国の富裕層がシンガポールを有望投資先に挙げているという。
 
 シンガポール当局がウイルス感染抑制のための措置を講じ、事業体存続のための支援を行ったことが安全な投資先との評価向上につながった。
 
 シンガポールの超富裕層は昨年、10.2%増加し3,732人になった。

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