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経済

2021年3月1日

1月の輸出額7%増、5カ月連続プラス

 マレーシア統計局が2月26日発表した貿易統計によると、2021年1月の輸出額は前年同月比6.6%増の896億2,550万リンギ(約2兆3,400億円)だった。前年同月を上回るのは5カ月連続。電気・電子製品やゴム製品などの主要品目が引き続き好調だった。輸入額は1.3%増の730億2,300万リンギ。貿易収支は166億250万リンギの黒字だった。
 
 品目別の輸出額は、全体の4割超を占める電気・電子製品が13.1%増と、2桁の伸びを維持した。ゴム製品は2.9倍に拡大。新型コロナウイルス流行に伴うゴム手袋の需要増を背景に、電気・電子に次ぐ2番目の輸出規模となった。一方、価格下落などで液化天然ガス(LNG)は40.0%減、原油は31.9%減と大幅なマイナスだった。
 
 主要国・地域への輸出額では、最大の中国向けが26.0%増だったほか、2番目のシンガポール向けと3番目の米国向けもプラス成長。中国向けは電気・電子や鉄鋼製品の伸びが寄与した。対日輸出は1.2%減と、3カ月ぶりに前年を割り込んだ。
 
 輸入では資本財などが落ち込む一方、消費財や中間財は増加。品目別では全体の3割を占め最大の電気・電子が16.4%増、これに続く化学品が4.2%増などだった。国別では最大の中国からが5.0%増、日本からが11.6%増などだった。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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