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経済

2021年2月25日

新進企業のゲットゴー、カーシェアリングに参入

 シンガポール新進企業のゲットゴーがカーシェアリング市場に参入した。配備するのは、シンガポールから撤退したウーバーが所有していたライオン・シティー・レンタルズの保有乗用車400台で、300カ所を拠点にサービスを提供する。
 
 カーシェアリングには既に7社が参入しており、また公共輸送機関やタクシー、個人ハイヤーなど安くて便利な移動手段が豊富なため、カーシェアリング会社が多数の客を確保するのは困難との専門家の指摘もあり、経営環境は厳しそうだ。
 
 しかしゲットゴー共同創業者のトー・ティンフェン氏(38)は強気だ。ゲットゴーは中古車販売のモーターウエー・グループおよび不動産管理会社のLHNと提携しており、ほかのカーシェアリング会社にはない強みだという。
 
 昨年、経済・社会活動を制限するサーキットブレーカーが解除された後、カーシェアリング需要が増大したことから参入の好機と判断した。ウイルス禍のため相乗りサービスの需要は減少しているという。トー氏は年内をめどに配備車両数を1,000台にする計画だ。
 
 ほかのカーシェアリング会社では三井物産子会社のカー・クラブも強気で、龍瀬取締役によると配備台数を300台から1年後をめどに500台まで増やす。

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