シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP4Qの完工高14%減、前四半期比ではプラス

経済

2021年2月18日

4Qの完工高14%減、前四半期比ではプラス

 マレーシア統計局の発表によると、2020年第4四半期の完成工事高は前年同期比14.2%減の317億3,085万リンギ(約8,211億円)だった。前年割れは4四半期連続。新型コロナウイルス流行と活動制限の影響で大きく落ち込んだ。ただ、第2四半期を底に回復へと向かっており、前四半期比では1.2%増だった。
 
 工事の種類別では、土木工事が前年同期比25.0%減と落ち込みが大きく、住宅建築物は10.9%減、工場や商業施設など非住宅建築物が6.3%減だった。資本別の内訳は、民間部門が176億6,867万リンギで全体の55.7%を占め、公的部門は140億4,498万リンギだった。
 
 完成工事高は17年第2四半期に11.2%増を記録した後、19年第2四半期の0.8%増まで減速傾向が続き、同年第3四半期には0.6%減と約8年ぶりのマイナスに転落。その後、第4四半期には1.3%増に回復し、過去最高の369億7,846万リンギを記録した。ただ、新型コロナの影響で20年第1四半期には再びマイナスに転じた。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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