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社会

2021年1月29日

汚職の少なさ、シンガポールが3位にランクーTIの腐敗認識指数

 【シンガポール】世界各国の汚職を監視しているドイツの民間組織トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)は20年度の腐敗認識指数ランキングを発表した。シンガポールはフィンランド、スイス、スウェーデンと同じ85点と汚職の少なさで3位タイだった。最もクリーンな国とされたのは88点のニュージーランドとデンマーク。
 
 アジア2位は総合11位の香港と豪州。以下は、日本、台湾、韓国、ブルネイ、マレーシア。TIは180カ国・地域を調べた。
 
 TIは、汚職は危機を深刻化させ、新型コロナウイルスCovid-19のような公衆衛生上の危機を伴うと生命、生活への脅威になるとした。
 
 得点が多い国・地域は医療投資が多く、だれでも医療サービスを受けられる体制がより整っているという。得点が71と中南米で最高のウルグアイでは流行病監視システムがしっかりしているが、26点のバングラデシュでは医療施設で賄賂が横行し、支援金が乱用されているという。
 
 得点の世界平均は43点。オーストラリア、ニュージーランドを含めたアジアの平均点は45点。西欧、欧州連合加盟国の平均は66点と高い。
 
 全体で半分近くの国は得点が10年近く増えておらず、政府の汚職対策努力の停滞を示すものだという。

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