持続可能な世界の百社、不動産のCDLが再び上位に

　【シンガポール】カナダの投資調査会社コーポレート・ナイトがまとめた、世界で最も持続可能な企業100社ランキングで、ホンリョン財閥のシティー・デベロップメンツ（CDL）が40位にランクされた。不動産会社では1位だった。
 
　これで3年連続、シンガポールで最も持続可能性の高い企業との評価を得た。シンガポール企業として唯一、12年連続で同リストにランクされた。
 
　コーポレート・ナイトは年商が10億米ドル超の企業8,080社を、環境、社会性、ガバナンス（ESG）の観点から分析・評価した。
 
　CDLはホンリョン・グループに属するシンガポールを代表する企業で、不動産開発、ホテル経営などを手掛けている。ダウンジョーンズの持続可能性指数の構成銘柄でもある。
 
　CDLのシャーマン・クエック最高経営責任者（CEO）は「ウイルス禍による社会・経済上の困難で持続可能性がますます脚光を浴びている。わが社は引き続き持続可能性を軸に、より環境負荷の軽い、健全な回復を目指す」と述べた。