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経済

2021年1月21日

チャンギ空港の昨年の旅客は83%減、アジア2位に

 【シンガポール】チャンギ国際空港を昨年利用した旅客(乗り継ぎを含む)は1,180万人で6,830万人だった前年から83%減少した。
 
 旅客数でアジア1位を維持していた香港国際空港は88%減の884万人で、韓国の仁川(1,196万人)、シンガポールに次ぐ3位だった。香港とシンガポールは国内航空便がないのが弱みで、乗り継ぎ客も国境規制で減少した。香港では反政府運動の高まりで上半期の旅客が特に減少した。
 
 欧州ではロンドンのヒースロー空港は73%の旅客減で、1位の座をイスタンブール空港に奪われた。2位はパリのシャルルドゴール空港。
 
 チャンギ空港の貨物取扱量は23%減の1,540万トン。商用航空機の離着陸回数は67%減の12万5,000回だった。
 
 航空機整備のSIAエンジニアリング(SIAEC)が整備を請け負っている航空機はウイルス禍発生前の20%にとどまっている。
 
 SIAECは20日、運航整備の効率を高めるための投資(3年間で4,000万Sドル)の第2期を開始した。航空機エンジンを交換するためのジャッキに投資しており、交換に要する人員、時間を半分に削減できるという。式典に招かれたオン・イエコン運輸相は、多くの企業は旅行政策を見直すため、コロナウイルス後の旅行需要は大きく変化するとの見解を示した。

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