シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPナイトクラブ、カラオケ店の試験再開、感染懸念で無期延期

政治

2021年1月20日

ナイトクラブ、カラオケ店の試験再開、感染懸念で無期延期

 【シンガポール】通産省と内務省は19日の共同声明で、夜の歓楽ビジネスに対する試験的営業再開許可で、ナイトクラブとカラオケ店に対する営業許可を延期すると発表した。昨年12月、試験営業を認められたバー、パブ3店は引き続き営業を認められる。バーの1軒は日本人女性が経営するバー喜春。
 
 両省は声明で、地域共同体において患者が増加していると強調。ナイトクラブ、カラオケ店では人が長時間、閉鎖空間で密に接触するため、感染リスクが高い環境とみなせるとした。
 
 当局は昨年11月、ごく少数の歓楽街の店に試験的に営業再開を認める計画を発表し、2軒のナイトクラブと10軒のカラオケ店が試験営業を許可され、今月実施の予定だった。
 
 ナイトクラブに対しては、客はダンスフロアではマスクを着用し、ほかのグループとは2メートルの距離を保つなどの規定を適用する。カラオケ店では同一室内に入れるのは最多5人で、次の客が利用する場合は清掃、消毒、および15分間の換気を行うとの規定を適用する。
 
 昨年上半期に廃業・倒産したナイトクラブ、ディスコテック、ダンスクラブ、カラオケ店は59店。
 
 経理の仕事についている男性(35)は、カラオケ店、ナイトクラブに対する安全確保措置は感染防止に十分で、用心のしすぎは歓楽街ビジネスを崩壊させるとコメントした。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPナイトクラブ、カラオケ店の試験再開、感染懸念で無期延期