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政治

2021年1月19日

感染拡大防止で追加措置の検討も=ウォン対策班議長

 【シンガポール】コロナウイルス感染に関する対策班共同議長のローレンス・ウォン教育相は18日夜、フェイスブックへの投稿で、共同体での感染者がわずかながら増加しているとして、感染拡大を抑え込むため追加措置が必要かを検討していると明らかにした。
 
 過去1週間の地域社会における新規感染者は10人で、前の週の8人を上回った。感染経路不明の者は4人(前週は5人)だった。18日にPCR検査で陽性と判断されたのは帰国者、外国人労働者を含めた全体で14人。うち2人は、警察の警察犬担当部署で働く獣医療補助者が感染源。このクラスターの感染者は6人だが、うち4人はインフルエンザと似た症状があったが、病院に行かなかったという。
 
 一方、チャンギ空港第4ターミナルでは政府要請に応じラッフルズ・メディカル・グループが急ごしらえのワクチン接種センターを整備し、客室乗務員ら航空関連の労働者に対する本格接種を開始した。
 
 ワクチン接種テーブルは27カ所で、1時間に対応できる人数は12人。1日14時間体制で接種を行うため、1日に4,000人の接種が可能だという。ワクチンは冷凍保管されているため室温になるまで30分を要し、注射後30分は経過観察に必要なため、1人に対し1時間がかかる。主任医師のタン・ジューペン氏によると、これまでのところ重篤な副作用が出た人はいない。

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