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日系企業・社会

2021年1月15日

パナソニックの空気清浄機、グラブの車両に搭載

 パナソニックは14日、シンガポール配車サービス大手のグラブと連携し、微粒子イオン「ナノイーX」発生機能を備えた空気清浄機を東南アジア4カ国5都市(シンガポール、クアラルンプール、ホーチミン、ハノイ、ジャカルタ)のグラブ車両計5,500台に搭載すると発表した。同清浄機で新型コロナウイルスの活動を抑制することで、乗客や運転手の安全を強化するという。
 
 「ナノイー」は、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオン。様々な物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含んでいる。水に包まれているため寿命が長く、広範囲に及ぶ。肌と同じ弱酸性。アレル物質(花粉、ダニのフン・死がいなど)、ウイルスや菌などの活動を抑制し、さらに不快なニオイの脱臭や美肌・美髪効果が実験室で確認されている。
 
 同清浄機は小型で運転手席横のカップホルダーに置くことができる。USBポートから電力を得る。パナソニックの製品では、空調機器、洗濯機にも採用している。
 
 新興企業モメンタム・ワークスの調査によると、昨年の東南アジアにおける食事デリバリー市場でグラブは流通取引総額(119億米ドル)の半分近く(59億米ドル)を占めた。流通取引総額(GMV)はプラットフォームで消費者が購入した商品の売り上げの合計額。

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