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経済

2021年1月14日

チャンギにイノベーションセンター、新興企業の技術開発を後押し

 【シンガポール】チャンギ・ビジネス・パークに、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)分野でハードウエアを製作する新興企業の成長を後押しする技術センター「プラネットスパーク・イノベーション・センター」が開設された。
 
 設けたのは電子機器流通のエクセルポイント・テクノロジーズで、政府機関のエンタープライズ・シンガポール(ESG)も500万Sドル(約4億円)を出資した。3年間で30余りの新興企業の育成を目指す。
 
 プラネットスパークでは新興企業による商品開発の概念実証を、通常は2~3年かかるところ、6カ月で完了できるためのプログラムを提供する。プログラム参加費用は2万Sドル(約157万円)で、ESGが最大70%を補助する。
 
 センターは新興企業と、米アナログ・デバイセズ、クアルコム、蘭NXPなど半導体デバイス製造・設計に携わる企業との関係を仲介する。ベンチャーキャピタルとも提携し、新興企業への出資を仲介する。
 
 プラネットスパークのプエイ・リイン代表は、ハードウエア業は新興企業にとり参入が困難な領域だが、新興企業が市場知識、技術を入手するための橋渡しを行い、育成すると語った。
 
 顔認証のセブンス・センスなど5社が加速プログラムに参加している。

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