2020年12月24日
シンガポール航空、新型コロナウイルス検査結果やワクチン接種情報のデジタル証明書
シンガポール航空は、この度、国際航空運送協会(IATA)の「トラベルパス」をベースとした新しいデジタル健康認証プロセスの実証試験を世界で初めて開始した。これにより搭乗者は、新型コロナウイルスの検査結果やワクチン接種に関する情報を暗号化して、スマートフォンのアプリで安全に管理することができるようになるという。
このサービスは、2020年12月23日より、ジャカルタ、クアラルンプールからシンガポールへの渡航者を対象に開始した。実証試験の結果を検証し、同社の運航する他路線にも適用を拡大していくという。
これにより、既存よりも早く、そして安全に渡航者の健康状態を確認することができ、空港でのチェックインやシンガポール入国手続きが迅速化する。情報の管理が容易になり、旅行中の手続きが軽減されることで、新しい日常(ニューノーマル)に適合したデジタル技術を駆使したシームレスな渡航ができるようになるという。
(写真提供:Affinidi)