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社会

2020年12月21日

クリスマス控え町中に多数の人出、当局は飲食店での取り締まり強化

 クリスマス前の最後の週末となった19日と20日、シンガポールのショッピングモールは多数の買い物客でにぎわい、マスク着用を除けばパンデミック以前に戻ったようだ。
 
 政府は28日、サーキットブレーカー解除後の第3段階に移行する方針を明らかにしたが、住民には警戒を緩めないよう呼び掛けており、特に外食業と外食利用者には安全管理対策の厳格な順守を要請した。外食は感染のリスクが大きいとの考えによる。
 
 解除後第2段階の現在は、5人以上での会食は禁止で、目に余るほどの規制無視には当局は厳格な姿勢で臨む。
 
 週末を前にリー・シェンロン首相も「まだ気持ちを緩める段階ではなく、問題は去ったと思い込むのも間違い」と発言していた。
 
 19日、イオン・オーチャードでは無印良品やJDスポーツで約20人の客が入店待ちしていた。ダイソーにはクリスマス用品を求める客が押し寄せ、店内はエアコンが故障したかと思われるほどの熱気で、医療関係で働くグウィーさんは買い物を断念した。
 
 ブギス・ジャンクションに家族とともに買い物に来た主婦のアイシャさんは「100%安全とは思わないが、生活には慰みが必要。感染のリスクがあっても外出したい気持ちを優先した」と語った。

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