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経済

2020年12月3日

1〜9月の投資認可額3割減、サービス業が低迷

 マレーシア投資開発庁(MIDA)は12月1日、2020年1〜9月の投資認可額が1,098億3,820万リンギ(約2兆8,141億円)だったと発表した。前年同期を3割近く下回る水準。新型コロナウイルス流行の影響でサービス業への外国直接投資(FDI)が大きく落ち込み、全体を押し下げた。全産業を合わせた認可数は2935件。約6万5,000人の雇用創出が見込まれている。
 
 外国直接投資(FDI)は426億1,160万リンギ(約1兆917億円)と、前年同期から4割弱の減少。国内直接投資(DDI)は2割減の672億2,670万リンギ(約1兆7,224億円)だった。FDIは国別で、◆中国=170億リンギ(約4,360億円)◆シンガポール=80億リンギ(約2,050億円)◆米国=28億リンギ(約717億円)◆スイス=28億リンギ◆オランダ=24億リンギ(約615億円)――の順に多かった。
 
 産業別の内訳は、製造業が653億3,510万リンギ(約1兆6,740億円)、サービス業が428億4,510万リンギ(約1兆977億円)、農鉱業が16億5,800万リンギ(約425億円)。製造業が17%増と好調だった一方、サービス業は半減した。サービス業はFDIが22億リンギ(約564億円)と、前年同期の10分の1の水準にとどまった。
 
 製造業ではFDIが3%増の394億リンギ(約1兆94億円)、DDIが46%増の259億リンギ(約6,640億円)に拡大。業種別では石油化学の150億リンギ(約3,843億円)が最も大きく、これにベースメタルが145億リンギ(約3,715億円)、電気・電子が77億リンギ(約1,973億円)で続いた。製造業全体で約5万1,000人の雇用創出が見込まれている。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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