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政治

2020年12月1日

新型ウイルスのPCR検査、民間診療所で可能に

 シンガポールにて、新型コロナウイルスCovid-19感染の有無を調べるPCR検査が必要な人は、1日以降、認定を受けた民間診療所で検査を受けることができる。
 
 検査を希望する者として会社、また旅行出発前のため検査が必要な人が含まれるが、後者は検査に際し、これまでのような保健省の同意は不要だ。ウイルス禍特別対策班が30日、オンライン会見で発表した。経済・社会活動の拡大に伴い、検査需要も増加すると見込まれるため、民間診療所での検査を認める。
 
 特別班共同議長のローレンス・ウォン教育相は、経済・社会活動緩和の第3段階では地域社会において感染者が増える可能性を指摘。「心の準備が必要で、またたとえ感染が広がっても、制御不能な巨大クラスターにしないよう図る」と述べた。このため検査能力の引き上げが必要だという。
 
 検査を希望する人は事前予約が必要。検査費用は全額本人負担。ガン氏は検査サービス提供者を増やすことで競争原理が働き、実際の検査費用を反映した料金になると述べた。
 
 医師によると、物品・サービス税(GST)を含め200Sドル(約1万5,500円)前後の料金になる。タンピネス・ファミリー・メディシン・クリニックでは、社会活動に参加する住民が増え、検査需要も増加すると見込み試薬の在庫を増やしたという。

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