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経済

2020年11月12日

製造業の投資認可額、1〜9月は17%増

 マレーシア投資開発庁(MIDA)は11月9日、2020年1〜9月の製造業の投資認可額が前年同期比16.6%増の653億3,510万リンギ(約1兆6,700億円)だったと発表した。国内直接投資(DDI)が好調だった上、中国などからの外国直接投資(FDI)もプラスを確保。分野別では石油化学やベースメタルへの投資が多かった。
 
 認可事業数は10.6%増の740件。5万1,172人の雇用創出が見込まれる。
 
 DDIは45.5%増の259億リンギ(約6,610億円)、FDIは3.2%増の394億リンギ(約1兆55億円)。FDIでは中国、シンガポール、スイスなどからの投資が多かった。分野別では、多い順に◆石油化学=150億リンギ(約3,830億円)◆ベースメタル=145億リンギ(約3,700億円)◆電気・電子=77億リンギ(約1,970億円)◆機械・設備=58億リンギ(約1,480億円)◆化学=45億リンギ(約1,150億円)◆食品=30億リンギ(約766億円)◆輸送機器=30億リンギ(約766億円)――などだった。
 
 大型の案件は、◆スイスの電流・電圧センサーメーカー、LEMホールディング◆持続血糖測定器(CGM)で世界最大手の米デクスコム◆日本電気硝子――などの事業があった。LEMとデクスコムはそれぞれペナン州で工場を建設。日本電気硝子は、2億リンギ(約51億円)を投じて首都圏セランゴール州の工場を増強した。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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