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経済

2020年11月10日

今年の起業家賞、ゲーミングチェアのアン氏に授与

 ゲーミングチェア製造会社シークレットラボ共同創業者で最高経営責任者(CEO)のイアン・アン氏がコンサル会社EY主催の起業家表彰で、最高賞のアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。28歳という若さで、同賞の18年の歴史で最年少。来年6月に開催の世界大会の候補にリストアップされる。
 
 アン氏と最高賞を競ったのは、フィンテックのM-DAQ創業者で、金融技術部門のアントレプレナー賞を受賞したリチャード・コー氏と、工業ソリューション部門で受賞したMライオン共同創業者のエリック・リョン氏。3人は50人近い候補者から、起業家精神、業績・価値創造、内外市場への影響力、技術革新など6要素で高得点を得て選ばれた。
 
 シークレットラボは、アジア、米国、カナダ、英国、欧州、豪州で事業を展開している。仕事やゲームで長時間使用しても快適さを保つよう、人間工学の要素を取り入れ設計されたゲーミングチェアで、eスポーツ大会で広く利用されている。アン氏は大学を中退し、シークレットラボをアラリック・チュー氏とともに興した。
 
 式典ではほかに、ホンリョン・グループがファミリービジネス賞を、ベトナムのチュオンハイ自動車のズオン・バー・チャン会長がASEAN賞を受賞した。

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