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政治

2020年11月5日

行動制限解除後の第3段階は1年以上継続=ガン保健相

 シンガポール政府は年内にも、サーキットブレーカー後の規制緩和の第3段階に移行するが、ガン・キムヨン保健相は11月4日の国会で議員の質問に対し、第3段階は1年かそれ以上続くことになると明らかにした。第3段階では規制はほぼ解除されるが、ガン氏は「新型コロナウイルス以前に戻ることを意味しない」と強調した。
 
 ほかの国でもウイルス感染が抑制され、あるいは有効な治療法かワクチンが広く利用できるようになるまで、第3段階は続けるという。
 
 同段階では人の集まりを8人(現在は5人)まで許容する。ガン氏は「規模にかかわらず人の集まりはウイルス感染のリスクを伴うが、パーティー、親睦会など集まりを長期にわたり禁止することは望ましくないことも考慮した」と語った。
 
 他人との安全な距離確保が可能な行事では許容人数を増やす。結婚式について許容数の引き上げを要望する声が国民から寄せられているため、短時間で感染の有無が判定できる抗原検査と、感染者接触アプリ「トレーストゥギャザー」を条件に、人数制限を緩和する意向だ。
 
 第3段階でもソーシャルディスタンシングの順守を呼び掛けるアンバサダーと執行官は必要な場所に配置する。

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