シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPLNG利用推進で発電会社に補助金、熱効率改善を支援

政治

2020年10月28日

LNG利用推進で発電会社に補助金、熱効率改善を支援

 発電会社に対する補助金交付の発表会見で、シンガポールのタン・シーレン第2通産相は、政府として太陽光などクリーンエネルギーへの転換を進めるが、近い将来において液化天然ガス(LNG)が引き続き消費エネルギーの大半を占めると、LNG重視の姿勢を明らかにした。会見はサンズ・エキスポ・アンド・コンベンション・センターで開催中のシンガポール国際エネルギー週間会議で行われた。
 
 LNGは化石燃料だが、タン氏は「最もクリーンな化石燃料であり、二酸化炭素排出削減を目指している国は石炭からLNGに転換している」と述べた。LNGは、地理的制約、水力・地熱発電資源の不足から再生可能エネルギーによる発電が困難な国に特に有望だという。政府にはシンガポールをLNGの取引センターとしても振興する意向もある。
 
 補助の交付を受けたのはセノコ・エナジー、トゥアス・パワー・ジェネレーション、マレーシア系YTLパワーセラヤの3社で、タービンの熱効率を高めることで二酸化炭素排出の削減を図る。
 
 プロジェクトは2024年に完了の予定で、年間30キロトンの二酸化炭素排出削減が期待できるという。エネルギー市場監督庁によれば、9,200台の乗用車を道路から取り除くのに相当する削減量だ。

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