2020年10月21日
ヤシ農園のFGV、パーム油貯蔵タンクを増設
アブラヤシ農園大手のFGVホールディングスは、ジョホール州でパーム油など植物油の貯蔵タンクを増設する計画を発表した。貯蔵能力は2万t。今年新設したタンクと合わせ、貯蔵能力を3万5,600t引き上げる。バイオ燃料などの需要拡大に対応する。
貯蔵事業を手掛ける子会社のFGVジョホール・バルカーズ(FJB)が、タンジュンランサット地区で9基のタンクを建設中。来年第3四半期に稼働させる。今年は2月に首都圏スランゴール州のクラン港で2基(貯蔵能力5,200t)、8月にジョホール州パシルグダンで4基(同1万400t)を完成させた。いずれも食用、非食用の植物油を貯蔵する。
FGVのグループは、マレーシア国内12カ所とインドネシア、パキスタンで液体ターミナルを運営。総貯蔵能力は110万tに上り、マレーシアが輸出するパーム油の4分の1を取り扱っている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)