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政治

2020年10月20日

映画観覧に追跡アプリが必須に、ホテルや飲食店利用も

 シンガポールで10月26日以降、映画館入場に感染者接触追跡アプリ「トレーストゥギャザー」か、硬貨大の接触追跡デバイスの携行が必須になることが、独立系映画館ザ・プロジェクターのフェイスブックへの投稿で分かった。
 
 外国人在留者を含む居住者のウイルス感染が確認された際、すぐ動向が追跡できるよう、逐一訪問した場所を記録する入退場記録システム「セーフエントリー」のツールで、入退場する個人の身分証明書番号(外国人登録番号)と携帯電話番号がシステムに記録される。
 
 当局は「トレーストゥギャザー」のアプリかデバイスを利用した入退場を、ホテル、飲食施設、ジム、特定のオフィスにも適用する方針だ。デバイスは老人などスマホを持たない人のための機器で、コミュニティーセンター、ショッピングモールなど100以上の施設でこれまでに10万個以上が配布された。
 
 一方、サイクリング、ウオーキングやカヤックツアーの人数制限が11月1日からこれまでの2倍の20人に緩和される。しかし現行の社交規模は適用されるため、団体は4つのグループに分けてツアーを行うことになる。グループ間の交流はできない。
 
 旅行代理店、ツアー業者は現地業務を再開できるが、スケジュールをシンガポール政府観光局に提出し、承認を得る必要がある。

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