ペナンへの製造業投資、第2四半期は5.5倍に拡大

　ペナン州政府によると、2020年第2四半期に認可された州内の製造業投資案件は29件に上り、投資認可額は前年同期比5.5倍の20億2,000万リンギ（約510億7,000万円）に達した。外国直接投資（FDI）が7.0倍の16億5,000万リンギ（約417億1,200万円）に拡大。国内直接投資（DDI）は2.9倍の3億7,000万リンギ（約94億円）だった。国営ベルナマ通信などが伝えた。
 
　上半期の投資認可額は91億2,000万リンギ（約2億3,100万円）。6,971人の雇用創出が見込まれる。FDIの認可額は84億2,000万リンギ（約2億1,300万円）に上り、国内全体の製造業FDIの5割近くを占めた。国別ではシンガポール、スイス、米国の順に多く、大規模投資では半導体関連機器メーカーの米ウルトラ・クリーン・ホールディングス（UCT）による工場設置があった。
 
　チョー・コンヨー州首相は「新型コロナウイルスの流行や活動制限令（MCO）の発令はあったものの、ペナンへの投資に対する投資家の信頼は揺らぐことがなかった」とコメントした。

（提供：亜州ビジネスASEAN）