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政治

2020年9月21日

ドーミトリーでの飲酒禁止、人材省は緩和を検討

 警察に準じる組織、サーティスの職員がドーミトリー(外国人労働者向け宿舎)で押収した酒類を勝手に排水路に流すという不適切行為があったことにからみ、人材開発省は9月11日、コロナウイルスCovid-19感染状況も落ち着いたため、ドーミトリー敷地内での飲酒禁止の緩和を検討すると発表した。
 
 Covid-19発生前は、ドーミトリーで室内飲酒は禁止だが、指定の場所での飲酒、喫煙は許可されていた。しかし感染拡大(パンデミック)後は、飲酒は「法律上などの問題が起こる可能性」を理由に禁止された。
 
 このため居住者が外部からこっそり酒類を持ち込む行為が複数のドーミトリーで見られた。シンガポール人材省によれば、サーティスの職員は押収した酒類をドーミトリー経営者に引き渡さなければならない。
 
 しかしトゥアス・ビュー・ドーミトリーでサーティス職員3人が、押収したウィスキーを排水溝に流している画像がSNSに投稿され、不適切行為が明るみに出た。
 
 保健省によると、9月11日にCovid-19検査で陽性反応だった人は11人と、過去6ヵ月の最少だった。9人がドーミトリーの外国人労働者だった。
 
 これで陽性反応者は累計で5万7,543人になったが、99.2%に当たる5万7,056人は通常生活に戻った。死亡者は27人。現在入院中の人は38人。

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