2020年9月15日
直動システムのJスター、南部で4工場体制確立へ
医療機器や産業用機械などの直線運動を支えるリニアモーションシステム製造の中国系Jスター・モーションは、来年半ばまでに南部ジョホール州で4工場による生産体制を整える。投資額は総額1億リンギ(約25億5,000万円)。スマート技術の適用拡大で急増するリニアモーションシステムの需要に対応する。ザ・エッジ・マーケッツなどが伝えた。
4工場とも工業団地「iパーク@インダプラ」内に建設する計画で、既に2工場が完成。第3工場は来年3月までの完成、第4工場は今年11月の着工、来年5月までの完成を予定している。第4工場の建屋面積は約1万2,780㎡で、4工場合わせると約4万3,460㎡に上る。
Jスター・モーションは、中国の浙江捷昌線性駆動科技の子会社で、東南アジアへの工場進出はマレーシアが初めて。リニアモーションシステムを構成する電動駆動装置や制御装置、フレームなどを製造しており、家具やオフィス機器、医療機器、産業用機械などに使われている。
iパーク@インダプラはAMEエリート・コンソーシアムが開発。同社はジョホール州のスナイ空港に隣接する土地で「iパーク@スナイ・エアポート・シティー」も開発している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)