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経済

2020年9月14日

7月の鉱工業生産1%増、5ヵ月ぶりプラス

 マレーシア統計局が9月11日発表した2020年7月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で1.2%上昇した。指数の上昇は5ヵ月ぶり。新型コロナウイルス流行の影響で前月まで落ち込んでいたものの、輸出や国内新車販売の伸びを背景にプラスを回復した。
 
 業種別では、製造業(2.9%上昇)が前月の伸びを下回ったものの、2ヵ月連続で上昇。一方、鉱業(3.0%低下)と電力(5.1%低下)は共に5ヵ月連続のマイナスだった。
 
 製造業では7分野のうち前月と同じ5分野でプラス。7月の輸出が9.2%増と好調だった電気・電子製品(9.6%上昇)の伸びが最も高く、自動車を含む輸送機器・その他(9.0%上昇)がこれに続いた。一方、金属類(9.8%低下)と繊維・衣類・皮革製品・履物(12.9%低下)は引き続き低迷している。

■製造業売上高4%増


 統計局が同日発表した20年7月の製造業売上高は、前年同月比1.9%増の1,193億リンギ(約3兆458億円)だった。増加は2ヵ月連続。7分野のうち3分野がプラスだった。ただ、プラスだった食品・飲料・たばこ(24.9%増)、輸送機器・その他(14.3%増)、電気・電子製品(8.4%増)の3分野は、いずれも前月の伸びを下回っている。
 
 製造業の従業員数は2.4%減の219万2,260人。支払われた労賃は3.2%減の70億9,090万リンギ(約1,810億円)/1人当たり3,235リンギ(約8万3,000円)だった。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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