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経済

2020年9月8日

第2四半期の小売売上高3割減、コロナで史上最悪に

 小売市場調査会社のリテール・グループ・マレーシア(RGM)は、2020年第2四半期の小売売上高が前年同期から30.9%減少したと発表した。新型コロナウイルス流行とその対策である活動制限令(MCO)が影響。四半期として過去最悪の落ち込みとなった。マレーシアン・リザーブが伝えた。
 
 マレーシア小売協会(MRA)が予想した28.8%減を下回った。販売チャンネル別にみると、百貨店が62.3%減で最も落ち込んだ。ファッション・アクセサリー専門店は44.2%減、その他専門店は40.9%減、スーパーマーケットは34.6%減だった。
 
 RGMは、第3四半期の小売売上高が前年同期比3.4%減となり、第2四半期より下げ幅が縮小すると予想。3月18日に始まった活動制限令が6月10日に緩和されたことで経済活動がやや活発化したことを理由に挙げた。
 
 ただRGMは、消費者の財布のひもが年内は固くなるとみている。新型コロナ禍で打ち出された6カ月の融資返済猶予期間が9月末に終わるためで、こうした中、20年通期の小売市場の伸び率見通しを従来の8.7%減から9.3%減に下方修正した。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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