シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP7月の外国人入国者は6月より増加、スクートが東京・大阪便を再開へ

国際

2020年9月2日

7月の外国人入国者は6月より増加、スクートが東京・大阪便を再開へ

 シンガポールにおける7月の外国人入国者数は6,840人で、前月の2,170人を上回った。しかし前年同月(180万人)には遠く及ばなかった。ホテルの客室稼働率は6月の53.3%に対し7月は70%に改善した。前年同月は93.9%。
 
 シンガポールはブルネイとの間で、14日間の待機を免除して必須人材の往来を相互に認めることで合意した。旅行開始前のPCR検査で陰性であることが条件で、相手国への入国に際しても検査を受けなければならない。中国、マレーシアとは既に同様の取り決めを交わしており、日本とは交渉を持っている。
 
 航空便ではシンガポール航空(SIA)グループの格安航空会社、スクートが今月、東京、大阪への乗り入れを再開する。
 
 シンガポール政府観光局(STB)によると、7月の入国者の国別上位は中国、インドネシア、インドで、中国からはビジネス目的、インドネシアからは医療目的の入国者が多くを占めた。観光目的の入国はまだ許可されていない。
 
 ホテルの客室収入は3,400万Sドル(前年同月は3億7,780万Sドル)だった。不動産仲介のCBREによると、平均客室単価は81.3Sドル(同217.5Sドル)だった。政府がホテル客室をウイルス対策のため自宅待機の場所として借り上げたことと、国内旅行を奨励したことで客室稼働率が上がった。

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