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日系企業・社会

2020年8月28日

鹿島建設がチャンギに自社ビル、グループ会社を集約

 鹿島建設のシンガポール子会社でアジア開発事業統括会社のカジマ・デベロップメント(KD、大石修一社長)は、東南アジア地域統括拠点の強化、および事業部門と技術研究開発部門の協働・連携を目的に、カジマ・グローバル・ハブ(KGH)の建設に着手した。日本以外での自社ビル建設は初めて。投資額は1億Sドル(約77億円)を見込んでいる。
 
 建設地はチャンギ国際空港に近いチャンギ・ビジネス・パーク内で、オフィスと研究施設を兼備した延べ床面積約1万3,000平方メートルの建物を建設する。完工は2023年の予定。同パークの開発母体はJTC。
 
 KGH内には研究開発施設を整備し、政府機関、大学やほかの企業と技術革新を推進する。シンガポール内の数カ所に点在しているグループ会社をKGHに集約し、事業部門と技術開発部門との相乗効果を高める。
 
 鹿島とJCTは経験の共有、研究開発面の協働で合意しており、コンクリート床直仕上げロボットの開発に成功している。南洋理工大学(NTU)、メガ・プラス・テクノロジーの協力を得て改良し、試作品をKGHの建設に利用する計画だ。

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