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日系企業・社会

2020年8月28日

美濃焼のフィールド、伊勢丹KLCCで販売開始

 岐阜県南部の伝統陶磁器である美濃焼の輸出商社、フィールド(本社・岐阜県土岐市)は、8月27日からクアラルンプール(KL)の伊勢丹KLCC店で一般家庭で使う美濃焼の食器の販売を開始した。
 
 平皿や深皿、丼、鉢など27種類の食器を8.25~34.5リンギ(約210円~880円)で販売する。今後の本格販売に先駆けてブランド力のある伊勢丹デパートをショーケースとして、マレーシア人消費者に対するブランド認知度を高める。
 
 フィールドは美濃焼の製造大手、フタダの子会社。工場から出荷価格で海外に出せるのが強みで、中国・上海、広州、米国、南米、韓国向けに毎週20ftコンテナ1個(約6万個)のペースで輸出している。年商は約3億円で、今年は新型コロナウイルス「Covid-19」流行の影響でECサイトを通じたネット販売が好調であることから年商3.3億円を見込んでいる。
 
 東南アジア市場については、2019年10月にKLで開催されたECサイトの商談会「ラザダ(Lazada)WECOMMERCE 2019」のジャパン・パビリオンに出展したのが初めのアプローチで、すでに引き合いが来ている。同社の向井友貴子営業本部長によると、マレーシアをベースに越境ECを使って販売先を東南アジア各国に広げていく方針。

(提供:ASIA INFONET.COM

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