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経済

2020年8月21日

7月の新車販売13%増、2ヵ月連続で拡大

 マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2020年7月の国内新車販売台数は、前年同月比13.2%増の5万7,552台だった。増加は2ヵ月連続。前月比では28.8%増と大きく伸びており、20年に入って月間最高を更新した。新型コロナウイルス流行とその対策である活動制限令で3〜5月に販売が大きく落ち込んだが、制限令が5月上旬から「条件付き」に緩和され、6月半ばから乗用車の販売サービス税(SST)が減免されたことで販売が上向いている。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが8月19日付で伝えた。
 
 セグメント別にみると、乗用車は前年同月比12.8%増の5万2,119台、商用車は16.5%増の5,433台だった。生産台数は全体で4万7,631台となり、前年同月から2.6%減少。ただ前月からは5.7%増加しており、3ヵ月連続で前月を上回っている。
 
 1〜7月の全体の販売台数は前年同期比33.1%減の23万2,227台。乗用車は33.8%減の20万9,765台、商用車は29.9%減の2万1,116台だった。生産台数は全体で35.9%減の21万3,680台だった。
 
 MAAは、政府が6月15日から年末にかけて乗用車のSSTを減免する決定を下したことで、販売が回復に向かっていると説明。8月の販売は7月の水準を維持するとみている。同協会は7月、20年の販売見通しを上方修正。新型コロナの影響を加味して4月時点では40万台と予想していたが、17.5%引き上げて47万台とした。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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